正規店でもなかなか買えないため、二次流通の場において高騰しているエルメス。
定価を超える価格で取引される製品も少なくありません。そのため、投機目的で購入する人もいるほど。
高く買い取ってもらえるエルメスの条件
近年は正規品の購入が難しくなっているため、希少価値が上がり買取相場が高騰しました。
中でも「マルジェラ期」が人気です。1997~2003年にエルメスのデザイナーだったマルタン・マルジェラだった時期を指します。
脱モード・脱構築を唱えていたマルジェラを起用したのは当時のファッション界に激震が走りました。
当時はあまり人気ではなかったのですが、後にマルジェラが有名になるに連れて人気になっていきます。
ドゥブルトゥールやヴァルーズが有名です。
エルメスで高価買取されるアイテムとは
エルメスといえば、バーキンやケリーなどのバッグが特に知られています。色や素材によっては定価以上で取引されるモノもあります。
バーキン
当時のエルメスの社長が、イギリス人女優のジェーン・バーキンと飛行機で隣の席になった際、交わした会話で思いついたバッグです。
機能性を重視したバッグで、たくさんの荷物を収納できるようにデザインされています。
4つのサイズが展開されていますが、一番人気なのはバーキン30で買取価格が最も高額です。
人気素材のトゴは未使用品に限り、定価以上の価格で売却できます。他にもエプソンやトリヨンも定価以上で買い取ってもらえるでしょう。
また、バーキンは一定の需要があるので、30年前のモデルで使用感があっても、それなりの値段がつきます。
他のブランド品のバッグと比べてもリセールバリューがいいといえるでしょう。
ケリー
モナコ王妃のグレース・ケリーが妊娠中にエルメスのバッグでお腹を隠したのがきっかけで有名になりケリーという名前がつきました。
ケリーは主に4つのサイズで展開されており、一番人気はケリー25です。
ケリーには、約100種類のカラーバリエーションがあるといわれ、買取価格が高いのは定番カラーのブラック、ゴールド、ナチュラル、エトゥープなど。
昔から採用さえているボックスカーフは、状態が良ければ20年以上経っていても80万円で売ることができます。
また、ケリーには外縫いと内縫いの2種類があり、相場が高いのは外縫いです。
ケリーはエルメスのバッグの中でもフォーマルな立ち位置のため、カッチリとした印象の外縫いの需要があります。