ジュエリーを売るには

ジュエリーを売るには

今回は、使わなくなったジュエリーの処分をお考えの方に向けた記事です。

ジュエリーは高価な物ですので、買取ってもらうならできるだけ高く売却したいもの。しかし売却ルートはいくつかあり、高価買取を狙うポイントもあります。このため、どの方法が高価買取を期待できるのか迷う人もいるでしょう。

そこで、売却方法や業者選び、ジュエリーのお手入れ方法についてご紹介しています。

売却方法

主に2つの売却方法があります。ネットを利用するか、買取業者に売却するかです。それぞれのメリットやデメリットをまとめていますので、参考にしていただけると幸いです。

フリマアプリやネットオークション

個人が出品できるフリマアプリ。出品物の画像を貼り、商品の説明と価格、配送方法などを記入。出品までの手続きに時間をかけず手軽に出品できるメリットがあります。フリマアプリでは値段を自分で設定できます。需要の高い商品だと高く設定しても買取ってもらえるでしょう。利用者数の多いほど、出品物をみてくれる可能性が高まり、買い手がみつかりやすいといえます。

出品すると出品手数料が発生します。しかし、出品物が必ずしも売却できる保証はありません。買い手が現われなかった場合、売却できず損してしまうことも。また、フリマアプリでは個人売買ですので出品者と購入者同士で取引を行ないます。そこではトラブルが発生するケースもあるため、その点はデメリットになります。

オークションで出品する場合も出品までの流れは変わらず、フリマプリと同じメリットがあります。ユーザー同士で出品物の獲得競争が起きると、値段が予想よりも高くなることが期待できます。

買取業者に依頼する

買取業者の場合、専門の知識をもったスタッフが鑑定してくれるため、適切な査定額を提示してくれるでしょう。フリマアプリやネットオークションと異なり、専門の買取業者に依頼するため個人同士の取引よりも、売却しやすいメリットをもちます。出張・宅配・店舗買取の3つのサービスから利用でき、個人の都合に合わせた買取ができます。たとえば、仕事で忙しい人があいまの時間を確保して買取依頼。時間を効率よく使いながら不用品の売却が可能です。

しかし、買取業者は全国各地にあり、業者によって査定額が異なります。そのため、こちらで信頼できる業者を選ぶ必要があります。

信頼できる業者選び

ここでは、信頼できる業者選びのポイントを4つご紹介しています。買取業者は買取ったアイテム(仕入れた商品)をほかのルートで再販して利益をえます。そのため、中古市場の需要が買取額にも影響をすることを念頭に入れておきましょう。

実績が多い

買取は信頼がかかわります。豊富な実績は、買取業者の信頼の目安となります。

たとえば、10件の実績と100件の実績の場合、取引数の多いお店に注目したくなるはずです。取引実績が多いということは、買取額に満足したユーザーが多いといえるでしょう。

取引内容からどれくらいで買取できるか相場も把握できます。実績数と一緒に、運営年数もチェックしておきましょう。

優良企業マークをチェックする

買取業者のホームページを閲覧する際、優良企業のマークがあるか確認しましょう。その1つに一般財団法人JIPDEC(ジプデック)のプライバシークがあります。これは個人情報をしっかりと管理していると認められた企業に与えられるマークです。

申請して一定の条件をクリアした企業にのみ与えられるマークですので、優良企業か判断する目安になります。

電話の対応はよいか

気になった業者は一度買取の連絡をしましょう。このとき、スタッフの電話対応が丁寧か、査定アイテムの説明はしっかりできているかなどをチェックしてみてください。

たとえば、金には18金から24金まで純度の違いがあります。24金は純金。18金では、75%が金で残り25%は強度を高めるため混合物を配合しています。査定にだすジュエリーがどれくらいの純度をもっているのか、どれくらいの価格で取引されているのか、査定の流れや手数料は発生するかなどしっかり説明できる業者を選びましょう。

鑑定は知識が必要です。電話対応したスタッフの説明が曖昧だったり、納得いかなかったりする場合は、ほかの買取業者を選ぶという選択肢も考えましょう。

資格をもっているか

宝石の鑑定資格をもっているかも重要なポイントです。

イギリスで設立された鑑識機関「英国宝石学協会」(Gem-A)が宝石鑑定士の資格(FGA)を発行しています。宝石鑑定士になるためには、150万円以上はかかるといわれており、生半可な思いでは鑑定士を目指せません。

FDAのほかに、日本ジュエリー協会が運営している試験に合格すると与えられる「ジュエリーコーディネーター」やジャパンビジネススクールが実施する試験に合格すると得られる「JBS宝石鑑定士」などがあります。

このことから、宝石の資格をもっている業者はしっかり鑑定してくれる業者といえます。

ジュエリーのお手入れ方法

ジュエリーを査定にだす前はお手入れしておきましょう。保管状態をよくすると高価買取に繋げられます。

金・プラチナ

よごれの目立つ場合、中性洗剤を加えたぬるま湯を軽くつけます。毛先のやわらかい歯ブラシを使うと尚よいでしょう。ふり洗いでは落とせないよごれを軽くこすります。乾いた布でふき取ります。

純性の金は酸化しないといわれています。ですが、混合物が混じっているジュエリーでは酸化する可能性があります。水気はしっかりとふき取るようにしましょう。

銀は、硫黄に反応すると黒く変色してしまう貴金属です。空気中や汗、温泉にも硫黄が含まれているため、銀の指輪や銀の首飾りをしている人は日頃から変色に注意しましょう。

銀のお手入れでは、重曹を用意。金属以外の容器にアルミホイルを敷き、なかに銀を入れます。次に銀全体が浸るまでお湯を入れます。水で薄めた重曹入れ、つけ置きします。数分してから取り出し、乾いたタオルで水気を取ります。

ダイヤモンド

ダイヤモンドは静電気によってホコリがつきやすい宝石です。油分によるよごれも多いといわれています。食器洗い用の中性洗剤を入れたぬるま湯につけ、やわらかい歯ブラシでよごれを丁寧に落とします。なかなか落ちないよごれはつけ置きしましょう。

注意点として洗い過ぎないことです。場合によってはダイヤモンドの輝きが失われてしまうかもしれません。

オパール

綺麗な輝きを放つオパールは、繊細な金属です。高温や乾燥に弱いため、基本的に水を使用したお手入れは注意しなければなりません。

やわらかい布を用意して、表面をふき取る程度にしましょう。オパールの種類によって水で洗っても問題ない場合があります。一度、専門店に連絡して水につけても問題ない種類のオパールか確認しましょう。

ターコイズ

空に近い青色をしたターコイズ。水を吸収しやすい特徴をもちよごれがつきやすい性質の鉱石です。ですので、定期的なお手入れが必要になります。よごれが目立つ場合、中性洗剤で入れた水に入れ、軽くすすぎます。あとは布で水気をしっかりふき取ります。

水のほかに、化粧品や熱にも弱く、強い衝撃によって破損してしまうかもしれません。ターコイズを売却するまで管理状態は徹底しましょう。

事前知識を集めましょう

高価買取に繋げるには、ある程度はこちらもジュエリーに対する知識をもっておく必要があります。すべて買取業者にお任せするのではなく、査定アイテムの情報を事前に集めましょう。気になる点はどんどん買取業者に質問。自身も情報を集めておきます。

また、買取業者は無料で見積もりを作成してくれるため、買取に承諾するか考える時間を確保できます。1つの店舗だけでなく、複数の店舗に査定依頼。見積もり額を比べながら値段の高いところに買取ってもらう方法もよいでしょう。

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