万年筆を高く売るには

万年筆の売り方

スマホでメッセージをやり取りする機会が増えた現在、手書きの手紙を送る習慣はかなり珍しいものとなってしまいました。
昔は真っ白な便箋に万年筆でしたためた手紙を大切な相手に送る習慣があったものですが、最近では万年筆を手にすることはほとんどなくなったという人も多いことでしょう。

万年筆の起源は非常に古く、西暦953年には万年筆の原型ががエジプトのファーティマ朝で発明されたと言われています。
その後、1809年にイギリス人のフレデリック・バーソロミュー・フォルシュが万年筆の特許を取得し、日本には1883年から万年筆が輸入され始めます。
日本橋の「丸善」などで万年筆が販売されるようになり、当時は「針先泉筆」と呼ばれていました。

さて、万年筆の中には高級ブランド品も多く、買取業者によっては高値で売ることができます。
ブランドものの万年筆を売るのでしたら、専門買取業者に買い取りを依頼するか、メルカリなどで売りに出す方法が一般的です。
メルカリなどのフリーマーケットでは思わぬ高値で万年筆が売れることもありますが、買い取りとは違い、忍耐強く買い手が現れるまで待つ必要があります。

万年筆を高く売るためのポイント

万年筆の中でも高級品と呼ばれるものの中には、ペン先が金でできているものがあります。
このような万年筆は、もう使えない物であっても、金製品としての価値によって高値がつくものがあります。
ですから高い万年筆は、万が一壊れてしまっても捨ててしまわず、まずは買取業者に査定をしてもらうことをおすすめします。

万年筆の中でも特に高値での買い取りが期待できるのは、「モンブラン(Montblanc)」や「パーカー(Parker)」などの製品です。
モンブランは1906年にドイツで創業された由緒あるメーカーで、創業当初は「シンプロ・フィラーペン・カンパニー」という名称でした。

モンブランの万年筆は、物によっては200,000円の査定額が付くものもあります。
特に作家シリーズやパトロンシリーズはプレミア価格が付く物もあり、高値での買い取りが期待されます。
一方、イギリスのブランドであるパーカーの万年筆も140,000円前後で売れるものがあります。

万年筆を売る際の注意点

万年筆を売る際には、ケースなどの付属品があれば一緒に査定をしてもらうことが肝心です。
ケースなどの付属品や保証書、説明書が付いていれば、同じ万年筆でも高値で買い取ってもらえる可能性が高くなります。

また、何本か売りたい万年筆がある場合には、まとめて査定を依頼しましょう。
こうすれば、より高値で買い取ってもらえることがあります。
メーカー純正の替えインクなどもあれば、査定額がUPすることが考えられます。

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